「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」シンポジウム はじまりの会「よき祖先の声に耳を澄ます」を京都・西本願寺で開催しました

4月29日(土・祝)、京都・西本願寺の御影堂で、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要の協賛行事、本法人創立100周年記念事業として、「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」シンポジウム はじまりの集い「よき祖先の声に耳を澄ます」を開催しました。

学校法人武蔵野大学は2024年に迎える創立100周年の記念事業として「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」プロジェクトを展開しています。「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」とは、世界的な仏教学者であった学祖・高楠 順次郎の名前の楠に因み、長寿の樹であるクスノキの英語名Camphor Tree(カンファ・ツリー)と、その樹の下に世代や国を超えて人々が集い長期思考を育む場所となるようにという思いを込めてVillage(ヴィレッジ)と名づけられました。

西本願寺で親鸞聖人御誕生850年、立教開宗800年の慶讃法要とあわせて開催されたシンポジウムには、西本 照真学長をはじめ、株式会社小西美術工藝社代表取締役社長として文化財修復や保全に取り組むデービッド・アトキンソン氏、女性に対するデジタル教育の普及活動を行う iamtheCODE の創設者で、世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーに選出されているセネガル人活動家マリエム・ジャメ氏、ブータン王国の現国王の従妹であり、「タンカ修復センター」のエグゼクティブディレクターとして、先祖伝来の“タンカ”の現代的な価値を広める活動を行うケザン・チョデンT・ワンチュク王女殿下らが登壇し、「よき祖先の声に耳を澄ます」のテーマに沿って、講演や“対話”を行いました。 ※ タンカ・・・ブータンの多くの寺院で所蔵されている布製の仏教画

教職員・同窓会などの学内関係者約150名と武蔵野大学生約80名が現地に赴き、創立100周年記念事業のスタートとなるシンポジウムに一緒に参加しました。一般の参加者も多数ご参集くださり、御影堂には1,000名近くの人々が集まって、シンポジウムは大盛況のうちに幕を閉じました。「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」では、今後も世界的なリーダーを招聘し、“対話”を続けていく予定にしています。

西本学長挨拶
会場となった国宝・御影堂には多くの参加者が集いました
デービッド・アトキンソン氏によるオープニングメッセージ
対話はすべて英語で行われました(同時通訳あり)